【6度の転職】ジョブホッパーは危険!キャリアビルダーになる6つの条件
こんにちは!山田です。
私はジョブホッパーと言われる状態でした。私が転職を繰り返してわかったこと、そしてジョブホッパーを抜け出す秘訣を書いています。
転職を何度も繰り返す人のことをジョブホッパーと呼びます。
昨今の日本の状況や思想からジョブホッパーになる人が多くなっています。
私自身、20代~30代後半に6回転職を繰り返し、そのあとも2回転職をしています。だからこそわかるジョブホッパーについてお話しします。
まず、日本の状況の話をしましょう!
日本というよりかは、世界の経済状況も関係するのですが、世の中の移り変わりが激しく、一つの会社が同じ形態で売り上げを維持することが難しくなっているのです。
10年前であると、安定している1つの会社に入ると安泰と言われていました。しかし、経済(最も著しいのは情報通信)の移り変わりが激しく、今までの経営方針ではうまくいかなくなり、売り上げを維持することが難しくなってきました。
新しいシステムや取り組みを入れていかないと、売り上げが激減していくのです。
そのため、入社当初に予想していた状態ではなくなり、働いている人が不安になり転職するといった例も多いです。そこに加え経営状況が悪くなることによって、リストラや新しい社員を採用することも減ってきます。
このような悪循環が起き、1つの会社で長期的に働く人が減っているのです。また、長く働きたいと思うような会社でも、採用を減らしていたりします。このような状況がジョブホッパーを増やす1つの要因になっています。
もう一つの要因は、日本人の考えの変化です。
一昔前だと、1つの会社で長く働くという形が一般的でしたが今では、「好きなことをする」「したいように生きる」という考えが多くなり、就職した会社が気に入らなかったらすぐにやめてしまう人も多いです。これを繰り返すと、もちろんジョブホッパーになってしまいます。
あなたはジョブホッパーになっていませんか?そして、ジョブホッパー予備軍ではありませんか?
このサイトでは、ジョブホッパーの意味や特徴、悲しい末路、そして優秀なジョブホッパーの別名「キャリアビルダー」になる方法も紹介します。
今から転職を考えているのならジョブホッパーにならないようにしましょう!
目次
ジョブホッパーとは?
ジョブホッパーは、転職を繰り返す人のことで、主に、3年以下の転職を繰り返す人や4回以上転職をしている人のことを言います。その中でもキャリアアップしておらず、年収が一向に上がらなかったり、逆に年収が下がっている人のことを言います。年収が上がっている場合は、ジョブホッパーではなく「キャリアビルダー」と言います。
ジョブホッパーの7つの特徴や原因
1.すぐに辞めてしまう
転職を繰り返す人のことをジョブホッパーというわけです。
あなたの近くにもいませんか?久しぶりに会ったら仕事が変わっている人!その人はジョブホッパーである可能性が高いです。新しい会社に馴染めずに、また次の会社に転職してしまうのです。
2.人間関係がうまくいかない
転職理由の上位で最も多いのが「人間関係が合わない・うまくいかない」ことによる転職です。あまり人と接することが得意でない人は人間関係がうまくいかずに転職を繰り返してしまう人も多いです。
3.自分に合ったものを追い続ける
これも転職理由の一つです。就職したものの想像していた仕事内容ではなかったり、言われていた仕事内容と違うと感じることで転職をしてしまいます。
また、自分に合ったものはもっと他にあると、転職を繰り返す人が多いです。
4.キャリアがなく雇用体系が悪い
今までのキャリアや学歴がなく、転職先の選択肢が少ない場合、妥協して転職先を選ぶことも多いので働いてみると耐えられなくなる人も多いです。ブラック企業であったり、残業が多かったり、休日が少ない、給料が少ないという理由で辞めてしまう人もいるでしょう。
そして、また同じような雇用体系の会社に就職してしまい転職を繰り返すのです。
5.飽き性
単なる飽き性の人もいます。就職して初めのうちは、やる気を出してやっていても同じようなことばかりの毎日が続くと刺激が欲しくなり転職する人もいます。この場合、性格の問題なので、本人がそれでもいいと思っているのであれば、ジョブホッパーではなくある種「自由人」と言ってもいいでしょう。
6.ほかの夢のために転職をする
「音楽をやりたい!」「海外に行きたい!」「事業をしたい!」そのような理由で仕事よりも優先する理由があり、職場の状況の変化や夢の活動の変化があり、夢を優先するために転職を繰り返す人もいます。
7.運が悪い
本人がその会社で長く働こうと思っていても、リストラや会社の倒産、そして、社内いじめやたまたまとんでもない上司に当たったりして運が悪くて転職を繰り返す人もいます。また、そこに結婚や家庭の事情なども影響して転職を繰り返す人もいるでしょう。
ジョブホッパーにならないためには?
ジョブホッパーにならないためには、自分に合った職場にを見つけることです。
特徴や原因からもわかるように、自分の意志でなければ「合わない会社だから辞めている」ということです。
なので、自分に合う会社さえ見つければ、長く働けるわけです。
- 業種
- 職種
- 仕事内容
- 人間関係
- 給料
- 休日
- 福利厚生
- 勤務地
すべてが自分に合っている会社なのであれば転職をする必要はないのです。
それが難しい!!
「そんなことわかっているよ!それが難しいんだ!!」と、転職を繰り返す人が言いたいのはわかります。
というのも私自身がそうだったからです。
自分に合った職場を見つけるのが難しいから転職を繰り返すわけです。
初めから自分に合っているとわかりきっていれば、中途半端な転職をする必要はないわけです。
転職をするのであっても、「ジョブホッパー」ではなく、キャリアも年収も上がりながら転職するような「キャリアビルダー」になる必要があります。
このような、キャリアビルダーになるためのサービスがあるくらいです。
「今のままが嫌!」なのであれば、ジョブホッパーを抜け出しましょう!
ダメダメジョブホッパーから、満足できる「キャリアビルダー」になる方法を紹介します。
ジョブホッパーからキャリアビルダーになる6つの条件
1.中途半端に会社を続けない!
辞めてしまうと、それこそジョブホッパーになってしまうような気もしますが、中途半端に1年2年働いてしまうと、履歴書の見え方も悪くなり、次の転職の時に評価が悪くなってしまいます。
正直、2か月で辞めた会社なんかは、履歴書に書かなくても良いと思います。今の時代数カ月転職活動をしていても不思議ではありません。
中途半端に続けるから、1年、2年、1年半という短い職歴ばかりの職歴が生まれ優良企業から採用してもらえないのです。
働いてみて、合わないな!と思ったのなら、辞めて新しい職場を探すことをお勧めします。それが人間関係でも、会社の風土でも、仕事内容、給料、休みや残業時間、どんな理由でも構いません。
2.自分のやりたい業界をしっかりとリサーチする
学生の時に就職活動をした時、しっかりと業界について調べた人もいれば、調べずに印象で職種を選んだ人もいると思います。
転職をするときも、その勢いで選んでいると「思っていた仕事ではなかった!」ということになりかねません。
転職するときは、友達やネット上の口コミ、そして実際に見に行ったりして、しっかりと業界を知りましょう。
また、近くにその業界の人がいなくても、異業種交流会などに行ってどうにかして会う機会を作るくらいしてもいいと思います。人生を大きく左右することだからこそ、しっかりと中身を見ましょう。
3.軽はずみに応募しない!
2ともつながる話ですが、新しい仕事を決めるときに軽はずみに応募しないようにしましょう。
企業側は、人員が欲しいので募集しているわけです。
なので、応募してしまうと、あとは企業側の面接や合否が出てしまうので、あまり気に入っていなくても流れで就職することになってしまいます。
また、粗悪な会社ほど受かりやすいので、意思が固まる前に就職が決まってしまうことが多いです。
4.エージェントサービスを利用する
エージェントサービスというと、キャリアがあったり、大手企業や年収の高い人が利用するイメージがあると思いますが、そうではありません。
どんな職業であってもエージェントを挟んで転職活動できます。
エージェントを挟むことで、決まってから断りやすくなったり、ほかの会社と比較しやすくなります。
また、募集要項には載っていない雇用体系を聞いてもらうこともできます。
5.目先だけを考えて就職しない
目先を考えて、とりあえず就職しようという形は危険です。
多くの人がジョブホッパーになる理由がこれです。
金銭面の理由から、まず就職しないといけないのなら、ちゃんとした転職をする前の準備期間と思って転職先を探しましょう。
まずは派遣やアルバイトで食いつなぐのもいいと思います。数か月生活をする貯金があるのならゆっくりと探すことが大切です。
6.将来設計を考える
キャリアビルダーになるのなら、将来設計を考える必要があります。
例えば、20代半ばの転職であれば営業の仕事なら給料がいいと思うこともあるかもしれません。
しかし、目先の2.3年は年齢的に良い給料でも、そのまま続けた場合に30歳になってからは並みかそれ以下ということもあります。
将来的に見て、給与面や待遇面を考えると、ほかの職種の方が10年後の年収は格段に大きくなることがほとんどです。
だめためジョブホッパーの末路
転職に失敗し、だめだめジョブホッパーになった時の末路を紹介しておきましょう。
基本的には、30代40代になっても給与や待遇面で20代と同じ程度かそれ以下になります。また、次に転職するとなっても、選択肢が少なくなり、希望の条件の会社はしくなくなります。
その結果、悪循環になり、抜け出せなくなってしまうのです。
40代で転職するときに、20代で見ていた求人と同じような給与体系の会社が待っていることになります。
また、雇う側の会社としても40代でキャリアがない人よりも20代でキャリアがない人の方が将来性や伸びしろ、活力があると評価するので、転職自体が厳しくなってきます。
最終的には一般企業への就職も厳しくなり、サービス業の店長など過酷な労働条件の仕事しか残らなくなるのです。
目先の年収に惑わされないことが大切
失敗する人の多くは、目先の年収に惑わされます。
新卒で就職するときに、月収25万円と聞いたら多いと感じる人もいるでしょう。
また、その人が20代半ばで月収30万と聞くと良い給料と考える人が多いと思います。
しかし、10年後35歳になっても月収30万なのであれば並みです。
ボーナスがなければそれ以下かもしれません。
その上、あなたがやりたくない職種なのであれば、苦痛でしかありませんし、このような状況であれば、スキルアップしないような仕事であることが多いです。
そうなってくると転職するときも、良い待遇の会社に入ることは難しくなってきます。
これは一例ですが、どんな業界でも目先の給与や待遇だけを見てしまうと、将来中途半端な人材になってしまうのです。
ジョブホッパーを抜け出し、優秀な人材になるには?
まずは、若いうちにスキルをつけておくことです。
20代前半のころは「やる気さえあれば」と言われることもありますが、これは将来の伸びしろに期待されているだけです。
20代前半でやる気を出し、スキルを身に着ければ30代になった時に戦力になる!と思われているのです。
この発想を、あなたの人生に置き換えると、早い段階でスキルを習得し、そのスキルをもって転職をすることで、キャリア転職ができます。
逆に言えば、20代のうちは、スキルを身に着けることだけを考えて、給与や企業の大きさなどは度外視でも良いのです。
例えば、小さな会社でエンジニアとして働き、その会社で得たスキルをもって大手企業に転職するといった形です。
小さな会社の方がたくさんの仕事を見ることができるので、スキルや知識が付きます。
逆に、大手の会社であると、同じ職種でも一部の作業しかさせてもらえないので、知識不足になってしまいます。
スキルや経験をつける期間を作ることが大切
どんな形式でも構いません。
- 職業訓練所で習得する
- 派遣社員としてスキルをつける
- 小さな企業で業界を学ぶ
どんな方法でも良いので、ジョブホッパーにならないためには、まずスキルや経験をつけることをおすすめします。
スキルさえつけておけば転職先を選べるような人材になるのです。
転職先の選び方
まずは、将来成長していくであろう業界を選ぶことです。
いくらスキルをつけても、印刷機器の操作スキルと、プログラミングのスキルとでは、伸びしろが全然違います。
また、何度も言うようですが、大手に就職しても自分自身にスキルはつかないので、最新の事業内容をしている方者を見つけ知識をつけることです。
単なる製造業だと、今と一緒かそれ以下になってしまいます。
また、大手企業やその子会社、有名な会社なら将来年収が上がるだろうという考えも頭の良い選択とは思えません。
既に伸び切っている企業は、伸びしろがない場合もあります。
おすすめの職種は?
キャリア転職を将来的に狙っていくには、プログラミングやSEといったエンジニアの世界の方がいいでしょう!
社会の将来的な発展も考慮して、選んでいく必要があります。
20代のうちは小さな会社で構いません。
そこで最新の技術や知識を目の当たりにすることも大切です。
AIの分野はこれからの10年で伸びていくのでおすすめです。
転職エージェントは必須だった
キャリア転職をするにあたって、転職エージェントを利用することは必須と言っていいでしょう。
私自身も、人材派遣の会社で働いた時にその重要性を知りました。
会社によっては、一般的に目にすることができる転職サイトには掲載していないところも多いです。
優良な会社にとっては、みんなが働きたいので応募過多になるため、エージェントを通してのみの募集をしていることも多いです。
企業側としては優秀な人材を確実に手に入れることができるからです。
転職エージェントを利用するメリットは転職活動が終わるまで、情報提供やアドバイス、事務処理などをサポートしてくれるという点です。
また、非公開の求人なども紹介してくれるのも大きなメリットの一つになります。
【2019年最新】おすすめ転職エージェントランキング16選!人気の転職サイトと比較! | 就活と転職情報が集うキャリアの城
いわゆる非公開求人というものです。
エージェントの内部にいた時の状況から言うと、実際のスキルがなくても「紹介」という信頼があるので、未経験でも優良企業に就職できることも多いです。
また、エージェント側からすると常に優秀な人材がいるわけでもないので、今いる中で最適な人を企業に紹介するというのがセオリーなのです。
転職エージェントを利用して、ジョブホッパーを抜け出した、たわたしのプロフィールはこちらから確認してください。
ジョブホッパーは30代になるまでに抜け出そう!
年齢というのは残酷で、募集要項では、年齢制限がなくても実質20代しか採っていない会社もあります。
法律では、年齢制限禁止になっていますが、実質採用されないのです。
雇用対策法が改正され、平成19年10月から、事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならないこととされ、年齢制限の禁止が義務化されました。
年齢が上がるにつれ、優良企業への転職は難しくなりますので、注意しましょう。
私がジョブホッパーを抜け出し、年収700万円になった過去はこちらに載せています。