ジョブホッパーが時代の働き方!個の力でハイキャリアを目指そう

2019年7月4日

転職を2~3年に1回、または過去に4回以上など、転職回数が多い人たちを「ジョブホッパー」と言います。

 

ジョブホッパーがマイナスかポジティブなイメージかというのは国にもよって違いますし、その人のキャリアの積み方などの考え方で変わってきます。

例えば、アメリカですと特定の部署、特定の会社に居続けるのはおかしい人だと思いますし、転職を繰り返してキャリアアップをしている人というのも日本人には結構な数がいます。

 

ただ基本的には「ジョブホッパー=頑張れない人」という印象を持つ人が多いのではないでしょうか?

 

本記事ではそんな、ジョブホッパーでダメになってしまう人の特徴や、反対に成功してハイキャリを手に入れたジョブホッパーなどの違いを細かく解説していきます。

もっと、自分のキャリアをしっかりとさせて安定させたい、転職でキャリアアップをスムーズに行いたいという方は参考にしてください。

 

一般的なジョブホッパーとは

ここでは、一般的に認知されているジョブホッパーについて解説していきます。

まずはジョブホッパーがどういうものなのかを把握していきましょう。

 

何回目の転職からジョブホッパー?

結論から言う、このくらいの期間で何回転職したからジョブホッパーという定義はありません。

基本的には、なんとなく人より転職が多いと思ったらジョブホッパーとしてとらえて良いでしょう。

 

今までは「最低でも3年は」と言われてきたわけですから、3年未満で転職を繰り返している人や、30代で転職回数が5回など明らか他の人よりも多い人がジョブホッパーでした。

ですが、今では入社してもすぐに転職をしたり、転職の市場も伸びてきている傾向があるので、一般的に印象の悪く見えるジョブホッパーのハードルは下がってきたようにも思えます。

 

ジョブホッパーになると面接で不利

ジョブホッパーになると基本的には面接では不利になります。

というのも、どうしても企業側に「入社してもすぐに辞めてしまう」と思われてしまうからです。

 

ただし、こういった部分もしっかりと対策を踏めば、不利を有利に変えることができます。

どうすれば、不利を有利に変えるかは記事後半や、他の記事でも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

 

関連記事:ジョブホッパーの2つの末路を紹介!転職回数が多い人と失敗する人の違いとは?

 

基本的に評価は低くなる

このようにジョブホッパーというのは基本的に周りからの評価は低くなります。

これは、国それぞれによっての文化に違いでも評価は変わってきます。

 

例えばスウェーデンであれば「転職を積極的にするべき」と考えている人が多いですし、アメリカであれば「キャリアアップしたければ転職をする」という考え方があります。

 

関連記事:【国別の働き方】海外ではジョブホッパーが普通?日本の働き方は海外に似ていく?

 

残念ながら、日本では転職のイメージはあまり良くはなく、他の国よりも転職のイメージは悪いです。

ですが、転職していたという過程の部分よりも、気にすべきところは結果どうなったかです。

 

周りもジョブホッパーとしてハイキャリアになっても、一つの会社で出世しても反応はほとんど同じです。

なので、転職がいけないと思うよりも、どういう転職をするかにフォーカスを置いた方が良いでしょう。

 

ダメなジョブホッパーになってしまう原因

ここではダメなジョブホッパーになってしまう原因について解説していきます。

基本的に以下で紹介する内容が当てはまってしまっていると、転職で自分の市場価値を落として後悔してしまったり、自分の納得できない転職をしてしまうことになります。

 

ですが、反対にこういう人が失敗した転職を繰り返してしまうと把握することができていれば、こういう人にならなければ失敗のない転職ができる可能性が高くなるということです。

 

短期間で逃げの転職を繰り返す

ジョブホッパーとして成功か失敗する人の一番の違いとして、逃げの転職をするかによります。

例えば、上司が嫌すぎて転職活動を始め、何もリサーチしないまま転職を決めてしまうなどです。

 

こういった、転職というのは自分にマッチした転職というのを運だけで決めるということになります。

 

例え、前職の悩みが解決できたとしても、次々に新しい悩みというのが出て、再び転職を繰り返すことになるのです。

逃げの転職程、今の苦痛から逃げたいという心理が強くなるので、できるだけ早く他の職場に移ろうとします。

 

ですが、急ぎの転職だからこそ、しっかりとしたリサーチなどが必要なのです。

 

市場価値を落とす転職しかできなくなる

次に逃げの転職ともつながるのですが、ジョブホッパーとして失敗する人というのは自分の市場価値を落として転職先から内定を貰おうとする傾向があります。

市場価値を落とす転職というのは、いわゆる自分を安売りするということです。

 

離職率が高く、社内の人たちが常に入れ替わるような会社に入社したりと何か問題がありそうな会社に入ってしまったりです。

他にも、転職エージェントの話術に引っかかって、あたかも自分に適した企業と鵜呑みしてしまい後悔する時もあります。

 

転職エージェントで働いているすべての人が、適当に紹介してくるというわけではありませんが、その人の経験値にもとりますし売上か利用者のどちらにフォーカスしているかにも紹介してくる企業というのは変わってきます。

 

市場価値を落とす転職ですと、どうしても自分のキャリア設計やリサーチなどが不足した状態なので、簡単に入社してしまう場合が多いんですね。

人というのは基本的に難しいことを考えるのは苦手ですので、自分の考えが定まっていないとこういった自分を安売りして転職活動をしてしまいやすくなります。

 

結果、こんなはずではなかった転職になってしまい、再び転職を繰り返してしまうのです。

もちろん、ここで自分がなぜ今回の転職でミスしてしまったのかを考えると同じ問題というのは防ぐことができます。

 

ですが「転職エージェントのせい」「運が悪かった」と思ってしまうと再び同じミスをしてしまう可能性があるので注意が必要になります。

 

自分本位な考え方ができていない

次に仕事に対して、相手のせいにしてしまう人です。

もちろん、現職に不満があるのであれば、社員を不満にしている会社の責任が大きいです。

 

ですが、会社だけのせいにするのも良くないんですね。

少なからず、今現在の問題というのは、あなたという原因も混ざっているのです。

 

例えば、人間関係で転職を繰り返している人なのであれば、少なからずコミュニケーションというのは相手だけで成り立たないので、成り立たせている相手とあなたの責任なんですね。

コミュニケーションの主導権を握っている側が大半の原因なのですが、少なからずここまで自分を不満にさせる会話をさせた自分自身の問題でもあるのです。

 

特に同じ理由で転職を繰り返しているジョブホッパーは、自分自身がそういった不満を生み出していることを気づいていない場合というのが多いです。

こういった人たちは、まずは転職を活動を始める前に、今の現状を転職以外で改善することはできないのかというところにフォーカスを置くことをおすすめします。

 

成長しようとする気がない

次に成長しようとする気がないということです。

基本的に会社に入ったからには、自分のスキルを磨き経験を積み重ねていかなければ、自分の市場価値というのは上がりません。

 

今の会社がめんどくさく、さらに楽な仕事を求めて会社に勤務すると言うことは自分の市場価値を上げるのを辞めるということです。

こうなれば、転職を繰り返せ返すほど、ランクを落とした企業になるわけですから、失敗したジョブホッパーになるわけです。

 

優秀なジョブホッパーとは

ここではジョブホッパーとしてキャリアアップするには、どういった人が適しているのかについて解説します。

 

スキルを伸ばし個の力つける

優秀なジョブホッパーは個のレベルが高いです。

営業で成績を出すことができたり、何かしらの実績を持っています。

 

というのも、優秀なジョブホッパーは自分がどこのスキルを伸ばせば良いのかを把握しており、常に自分のための仕事をしています。

 

自分のための仕事を徹底しスキルを伸ばしていくので、結果的に実績や経験が蓄えられ、新しい職場でも仕事を任せられたりします。

結果、次に転職する時にはさらに市場価値の高い人材にとなり、誰もがうらやむ企業に転職したりするのです。

 

適当に転職するわけではない

そして、今までの解説を読んでくれれば薄々気づいているとは思いますが優秀なジョブホッパーは決して適当に転職をしたりしません。

というのも、仕事に対してしっかりと目的を明確化しているからです。

 

目的を明確化することによって、今の自分にはどういった仕事が適しているのか知ることができるので無暗やたらに転職をすることはないのです。

「まだ会社にいたほうが学びがある」「もう転職したほうがスキルアップができる」など、自分の成功のための適切な判断ができるのです。

 

目的を明確化ができる秘訣は自分のキャリア設計をいかに考えているかになります。

常に、自分の決め得たゴールから細かく逆算することによって、キャリア設計の正確さが増してきます。

 

そして、逆算した予想というのは決して思い通りにいくものではなく、イレギュラーというものがあります。

そんなイレギュラーにも対応できる柔軟さというのも求められます。

 

市場価値の評価というものは常に他社からの評価にはなるので、一人は「この人はできる」と判断しても、もう一方は「この人はもうちょっと頑張ってほしい」と判断するものだからです。

 

優秀なジョブホッパーになる方法

ここでは優秀なジョブホッパーになるために具体的な方法について解説していきます。

ジョブホッパーになるためには、いろいろなステップが必要になってくるのでぜひ参考にしてみてください。

また年代別にもジョブホッパーについて書かせていただいているので、参考にしてみてください。

 

関連記事:20代で転職回数が5回の方へ!成功する若手ジョブホッパーになるには?

関連記事:30代ジョブホッパー専用!転職回数が多くても成功するコツ4選

 

今までの転職理由をステップアップのためにする

まずジョブホッパーが一番気を付けないといけないのは、転職回数をどのように説明するかです。

というのも、転職回数の多さを企業側に納得してもらわないと「この人はすぐに辞める」など内定から遠ざかってしまいます。

 

今までの転職理由を納得してもらうためには、自分がどのようキャリアを積むために転職を繰り返してきたなどの一貫性が必要です。

 

「今までの転職でこのようにキャリアアップしました。このスキルをもっと活かしたいと思い御社の○○に魅力を感じ応募させてもらいました」

このように、キャリアの多さから生み出される悪い印象を良い印象に変えていきましょう。

 

実績があれば証明する

次に実績があればできるだけ、伝えるようにするようにしましょう。

特に「売り上げが10%上げました」や「営業でこれくらいの成績を出しました」などはわかりやすいスキルの指標になるので伝えるようにしましょう。

 

また今までの転職理由でキャリアアップした証明にもなるので伝えましょう。

 

注意点としては、あまりにも自分の実績をクドクド言いすぎると、厚かましい印象を企業側に与えてしまうので相手の印象を見ながら伝えるようにしてくださいね。

面接などで必ずキャリアアップの話などをするタイミングがあるので、違和感のない伝え方をしましょう。

 

志望意欲を具体的に話す

次に志望意欲をできるだけ高く伝えるようにしましょう。

 

  • なぜ御社にしたのか
  • 御社でなければいけない理由
  • 自分のスキルを活かせる根拠
  • 御社のここが良い

このように、志望意欲を高く見せるには「働きたい」という言葉だけでなく「なぜ働きたいか」などをこだわるようにしましょう。

また、未経験の職種はキャリアの一貫性が保ちずらいのでおすすめしませんが、こういった場合には、応募する企業の資格などを勉強しているなどを伝えれば志望意欲が高いと思われやすくなります。

 

市場選びを慎重にする

次のポイントはどの市場を選ぶかです。

市場選びは自分の市場価値を上げるには必要不可欠な要素になります。

 

というのも、産業が衰退している市場を選んでしまうと、どうしても仕事での成果が上げづらくなり自分の市場価値も上げづらくなります。

ベストな市場としては、今現在に後追いのベンチャー企業などが沢山参入してきている、または参入する予定がある商品やサービスを取り扱っている所を選んでいけば良いでしょう。

 

ただし、こういったキャリアアップを望める市場を選ぶには企業分析が必要不可欠なので、根気よく調べていきましょう。

 

ジョブホッパーは今後の働き方になる

優秀なジョブホッパーもそうでないジョブホッパーも増えていくでしょう。

というのも、昔と今の仕事に対する感覚であったりというのが変わってきているからです。

 

大手の転職サービス利用者も年々伸びていっています。

また年功序列や終身雇用というのも薄れてきているのも理由の一つでしょう。

 

これからは転職が身近になってきますので、できるだけ会社にこだわるのではなく、自分のスキルにこだわり、万が一転職を繰り返すことになってもキャリアアップを狙えるようにしておきましょう。

転職でも、備ええあれば憂いなしです。

 

ジョブホッパーから、キャリアビルダーになる方法はこちらにまとめています。

【6度の転職】ジョブホッパーは危険!キャリアビルダーになる6つの条件